Excelの「セルの書式設定」が異常に遅い
はじめに
Excelで罫線を引いたり日付の表示形式を変えたりするときなど、「セルの書式設定」は割とよく使われるのではないでしょうか?
この「セルの書式設定」が異常に遅くなるという現象に遭遇したのですが、その解決法が意外な成果をもたらしてくれました。
人間万事塞翁が馬、目先の不幸から思わぬ幸運が転がり込んでくることもあるよ、というのが今回のお話。
結論
ショートカットキー(Ctrl + 1)を使うと少し早くなる
(そしてとても便利にもなる!)
経緯
私は仕事でExcelをよく使うのですが、その中で「セルの書式設定」だけがある日突然あり得ないくらいに遅くなってしまいました。
「セルの書式設定」を選択してから表示されるまで、実に30秒近くかかることも!
しかも、Excelを起動後に初めて「セルの書式設定」を選択したときにだけ発生するという、実に不思議な現象なのです。
調べてみると、同じような悩みを抱えた人が想像以上におられました。
パソコンを起動してその日初めてエクセルを起動する際に、書式設定の呼び出し遅延が発生
1度エクセルを開いてしまうと、エクセルを閉じて再度起動しても割と早めに(2-4秒)で開きます。
しかし、残念ながら根本解決はしていない様子。
Excel 2007以降のバージョンでは、ほぼ確実に発生しているようですね。
Office2007、Office2010とも同じ現象で、Office2003では発生しなかったことです。
officeは2007以降とても遅くなりました
Excel2007以降の共通した不具合なので直してほしい
「Microsoftのフォーラムでも解決しないなら、もう無理か」と諦めかけたところ、こんな記事を発見!
セルの書式設定ダイアログボックスの表示が遅い | 初心者のためのOffice講座
ショートカットキー[Ctrl]+[1]で操作したほうが断然早いです。
どうしてそうなのか、わかりませんが、表示が遅くてイライラするよりは
キーボードから[Ctrl]と[1]を押したほうがいいようです。
試しにショートカットキー(Ctrl + 1)で呼び出してみると、確かに早い!
劇的ではありませんが、体感速度でも十分に違いが分かるほどです。
そして何より便利になりました。今までセルを右クリックでメニュー表示して、そこから「セルの書式設定」を選んで、としていたものが一発で完了!
というわけで、ショートカットキー(Ctrl + 1)を覚えたことで、以前よりも作業効率が確実に上がりました。めでたしめでたし。
まとめ
とはいえ、この不可解な現象は明らかにExcelのバグのような気がします。
Microsoftのフォーラムでも多くの方から苦情が寄せられていましたが、Microsoft側はあまり直す気がなさそうですね。
どうしても我慢できない人は、最新版を導入するか(解決しているかどうかは不明ですが)、これを機にLibreOfficeなどのフリーソフトに乗り換えるかしかないですね。
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