Win10で邪魔なアクションセンターを完全に出なくする方法
はじめに
Windows10のシェアが遂に25%を超えました。Windows史上初となる旧OSからの無償アップデートが功を奏したようですね。
とはいえ、まだまだトップのWindows7が50%弱と圧倒しているようです。
Windows7の人気が根強いのは長年の慣れや安定性も大きいのでしょうが、一番の問題はWindows8以降のGUI激変による影響だと思います。
その辺りをMicrosoftも熟知しているようで、Win10に至る過程でGUIを徐々にWin7に寄せていくような改変を加えているようですが、完全にWin7と同じとまではいきません。
そんな変化の中でも特に不評なのがアクションセンターと呼ばれる機能です。
呼んでもいないのに勝手に表示されて、とにかく邪魔でウザい!
やっぱり環境の変化って結構なストレスになるよ、というのが今回のお話。
結論
①通知の非表示は設定変更で可能
②画面右端スワイプの非表示は対応アプリ(Skip Metro Suite)を入れる必要がある
経緯
アクションセンターはメールが届いたり、しばらくウィルススキャンしてなかったりすると音とポップアップで知らせてくれるんですが、不要な人にとっては余計なお世話です。
幸いにも通知の非表示は設定変更で簡単に出来ます。
「設定」→「システム」→「通知とアクション」→「システムアイコンのオン/オフ」で「アクションセンター」をオフ
でも私にとって大問題だったのは、画面右端スワイプでアクションセンターが表示されてしまうことであり、残念ながらこちらは設定変更では消えませんでした。
デスクトップPCでマウス利用ならば不意にスワイプしてしまう事は無いのでしょうが、私の様にタブレットPCでタッチ利用だと、作業中に不意にスワイプ⇒アクションセンター表示、という非常にウザい事象が頻発します。
しかもこの現象(正式名称はエッジスワイプ)は根本的な解決策が無いという状況のようです。
スワイプの動作自体を無効にする方法がないか探してみたのですが、残念ながら情報を見つけることができませんでした。
この件は Windows フィードバック アプリから要望を出してみるとよいかもしれません
私もフィードバックにやろうと思いますがだめなら8に戻すしかないです。
そこでさらに調査を進めるとレジストリにより無効にできるとの情報が!
最初のグループポリシーを設定変更する方法は、Win10でもProやEnterprise版じゃないとダメなので、Home版の私は2番目の方法を試しました。
具体的にはレジストリにEdgeUIを追加してDisableを指定するんですが、サイトから更新スクリプトをダウンロードして実行すれば簡単に変更されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\EdgeUI
AllowEdgeSwipe DWORD
(delete) = Enable
0 = Disable
で、さっそく試しましたが効果なし!再起動だけでは設定変更が反映されない事があるらしいので、シャットダウンまで実施しましたが全く変わらず!
途方に暮れているとこんな情報を発見!
私と同様にレジストリ変更で効果が無かったが、Skip Metro Suiteというアプリを入れると消えるらしい。
機能を使えなくするためにアプリを入れるというのも矛盾している気がしますが、背に腹は代えられません。
というわけで早速インストール!ログオン直後の画面を自動でクラシックモードにしたり、アクションセンターをはじめとしたチャームバーごとに有効/無効を設定できるようです。
そしてシャットダウン⇒起動後(再起動でない)に画面右端をスワイプしてみると、アクションセンターが出ない!どんなに無造作にタッチしても、あの鬱陶しいアクションセンターは表示されない!
というわけで、タブレットPCの使い勝手がまた一つ向上しました。めでたしめでたし。
まとめ
このエッジスワイプって、どう考えてもタッチ操作の邪魔になると思うんですが、何で設定で有効/無効を切り替えられないのか不思議ですね。
以前の記事でも紹介した通り、Windowsタブレットは価格面でかなり優位性があると思うんですが、本格的に普及させるにはタッチ操作のさらなる改良が不可欠だと思います。
Microsoftは初心者から上級者まで幅広いユーザーを対象としたOSを作っているんでしょうが、個人的にはWindowsには古き良き「パソコン」を求めてしまいます。
実際込み入った作業をするときって、スマホやiPadじゃ足りないんですよ。AndroidもiOSもそういう作業には向かないというか、何かしっくりこないんですよね。
ネット検索やショッピングは既にスマホに取って代わられているわけですから、この際Windowsには潔く「パソコン」であり続けてほしいと思います。