Ubuntu 18.04 LTSがインストールできない・途中で止まる
はじめに
人生初のUbuntu Desktopを構築してから、もう4年以上が経ちました。
そこで一念発起、Ubuntu 18.04 LTSに切り替えることにしました。
ところがいざインストールしてみると、インストールが全く進まない!
やっぱりUbuntuだとWindowsのようにはいかないよ、というのが今回のお話。
結論
BIOSのブート順でリムーバブルメディアを最優先にする
(CDドライブに何も入ってなくても、CDドライブよりも優先にする)
経緯
当時インストールしたUbuntu 14.04 LTSも、2019年4月末でサポート終了となります。
ESMを有償で購入すれば3年間延長可能だそうですが、元々ブラウザとオフィス(LibreOffice)くらいしか使っていなかったので、これを機に最新のUbuntu 18.04 LTSを入れ直すことにしました。
また、今回はちょうど良く使わなくなったPCがあったので、そちらにクリーンインストールすることにしました。
今回は以下を参考にLiveUSBを作成してインストールしました。
ところがインストール開始直後から「Loading bootlogo…」のメッセージが出たまま止まってしまう!
「Ubuntu Loading bootlogo」で調べてみると、少し情報は古いですが似たような現象に関する記事を見つけました。
CD-Rの焼きミスが発生した際に、似たような表示を見た記憶があります。
ISOイメージをダウンロードしてCD-Rを焼いているのであれば、MD5が一致するかも確認してみて下さい。
しかし今回はLiveUSBなので、CD-RやDVD-Rのようなメディアと違って焼きミスは考えにくいです。
この記事の投稿者のケースも結局焼きミスではなかったようで、
他のPCで試しましたところ、上手くライブ起動できました。
そうなりますと、件のPCは不具合(ハード破損)という状態でしょうか。
という結論になっていました。
要するに「Loading bootlogo…」で止まるという現象は、何らかの原因でインストールメディア自体が読み込めていない、ということのようです。
そうなると一番怪しいのはBIOSのブート順です。特にUSBのようなリムーバブルメディアだとうまく起動しないケースがあり、過去にも散々苦労した経験があります。
今回も既存OSがインストールされたHDDよりもリムーバブルメディアを優先するようにはしていましたが、全体ではCDドライブが最優先される設定になっていました。
CDドライブには何も入っていないので問題ないと思っていましたが、念のため全体でもリムーバブルメディアが最優先になるように変更しました。
すると、今度はあっさりとUbuntuインストール画面が起動しました!
というわけで、無事Ubuntu 18.04 LTSをインストールできました。めでたしめでたし。
まとめ
インストールこそ少し苦労したものの、インストール直後からUSB接続の無線LAN子機も最初から認識された状態で、すぐにWifiに接続できました。
以前のUbuntu Desktopに比べると、Windowsで使用していた機器はドライバを更新しなくてもそのまま使えるようになっており、WindowsからUbuntu Desktopへの乗り換えはよりスムーズになったと感じました。
デスクトップの使用感も全く違和感なく、コマンドラインから操作しないといけないような状況もほぼありません。
ブラウザとメールとオフィスくらいしか使わないのであれば、アップデートによる通信量の少なさを考えても、Ubuntu Desktopへ乗り換えるメリットは意外に大きいかもしれません。