IPAの高度試験の勉強はひたすら過去問を解くのが正解(午後Ⅰ試験編)
1.はじめに
IT資格で一番多くの人が受験するのが情報処理技術者試験(IPA)だと思います。
基本情報技術者や応用情報技術者は、市販されているテキストや問題集を購入して勉強すればきちんと勉強すれば合格できると思いますが、それより上位の試験になってくると何度受験してもなかなか合格しない場合があります。
そんな方に向けた勉強法を紹介したいと思います。
2.高度試験がなかなか合格できない場合
高度試験に何度も落ちる人の原因として、以下があげられると思います。
- 午前で落ちる
- 午後Ⅰで落ちる
- 午後Ⅱ(記述・論文)で落ちる
それぞれの原因別に対策を説明していきます。
3.午後Ⅰで落ちる場合
午後Ⅰで落ちる場合は大きく以下の2つの原因が考えられます。
- 多くの解答を間違えている(解説を読んでも理解できない)
- 時間が足りずに全ての問題を解答できない(解説を理解できる)
1.のケースの場合、そもそもの知識量が足りていない可能性があります。問題文のワードが理解できなかったり、午前問題で楽に8割を超えていないようであれば、午前問題の問題集(解説付き)を購入して時間をかけて勉強した方が良いかもしれません。
また、午前問題は楽に解ける場合、知識のつながりが不完全な可能性があります。この場合はIPAよりダウンロードした過去問(午後問題には「講評」として簡単な解説もあります)を、解答と講評を見ながらでも良いので、問題と解答の意味をしっかり理解しながら学習します。ここでもわからないワードは丁寧に調べてください。
2.のケースの場合、問題を解くスピードが足りていないだけです。
この場合はIPAよりダウンロードできる過去問(3~5年分くらい)をひたすら解くことです。
その際、必ず本試験と同じ時間で解くようにしてください。制限時間内で解けるようになったら、さらに短くして解く練習をしても良いです。
なお、制限時間を設けずにたくさんの問題を解いても、問題を解くスピードは上がりませんので注意してください。
同じ過去問を何度も解いているうちに解答を覚えてしまうため、解く意味が無いように感じられるかもしれませんが、同じ問題は少し間をおいて解くようにするなど工夫すれば十分に効果を得られます。