ノートPCを分解してCPUファンとグリスを清掃・交換してみた
はじめに
過去記事はちょうど1年くらい前ですが、前回の続きです。
今回は根本的な熱対策として、分解掃除とグリス交換をしてみました。
代償としてEndキーを失ったよ、というのが今回のお話。
結論
PCに詳しくないなら安易にやらない方が良い
(ノートPCの分解は予想以上に手間!最悪壊れる可能性あり!)
経緯
まずノートPCの分解手順ですが、私と同じ機種(Acer Aspire 5750)であるこちらの記事を参考にしました。
見ればわかりますが、結構手順は多いです。そして部品も多いので無くさないように注意してください。
ちなみに私の場合、CPUファンは分解せずにそのまま使用済み歯ブラシで掃除したら結構きれいになりました。
次にグリス交換ですが、こちらの記事を参考にしました。
ポイントとしては
といった感じです。
ウェットティッシュはこちらを購入。普通にグリスも綺麗に落ちました。
ついでにPCを拭いたらメッチャ汚れが落ちました。ただエタノール入りなので、調子に乗ってあちこち拭いていると塗装を溶かしてしまうことがあるので注意してください。あと肌荒れにも注意が必要です。
スチロール製品: 白く濁ったようになることがあります
ニス塗装の製品: ニスが溶けることがあります
皮製品: 光沢がなくなることがあります
ちなみに私が選んだグリスはダイヤモンドグリスという熱伝導率が高いもので、粘土っぽい感じでちょっと塗りづらかったです。
私のノートPCはグラフィックボード搭載機なので、ついでにグラフィックボード側のグリスも交換しました。
さて一通り作業が終わって再び組み立てようとしたところ問題発生!
まずキーボードが上手くはまらない!
私の場合は悪戦苦闘しているうちにEndキーが外れてしまいました。。
ノートPCのキーボードは非常に薄く作られているため、外れたキーを戻すのも一苦労です。結局キー内部の小さな部品を破損してしまい元に戻せませんでした。。
そして次にどれがどのネジだったか分からなくなる!
ノートPCのネジは小さいうえに似たようなものが多く、分解したときにちゃんと覚えておかないとあとで困ることになります。
最後に起動したらキーボードが反応しない!
これは単純にキーボードのコネクタを差し忘れたんですが、おかげでもう一度分解する羽目になりました。。
そして何より一番残念だったのは、グリス交換が大して効果が無かったことです。
CPUの温度が下がったように感じたのも束の間、しばらくすると元の温度に戻ってしまいました。
というわけで、骨折り損のくたびれ儲けだったけど、とりあえずノートPCは無事生還しました。めでたしめでたし。
まとめ
結論としては、CPUファン清掃が必要なほど埃がたまっていたわけでもなく、グリス交換が必要なほど劣化していたわけでもなかったようです。
ある意味ノートPCが夏場に熱くなるのは、その構造上仕方ないのかもしれません。
結局前回の記事で紹介したクロックを下げるのが一番確実で手っ取り早いですね。