nasneで録画した番組が見れない・途中で止まる
はじめに
以前にも紹介したnasneですが、最近非常に調子が悪い!
録画した番組を再生すると、途中で止まって再生できなくなったり、そもそも最初から全く再生できなかったりする!
録画する機器(nasne)の問題か、再生する機器(スマホ・タブレット)の問題か、調べてみると予想外の原因でした。
問題は一つ一つ切り分けて考えていくことが大事だよ、というのが今回のお話。
結論
TVアンテナの受信レベルを改善する(アンテナの向きを変える・ブースターを使う等)
経緯
録画した番組が再生できないこと自体は以前から時々あったんですが、最近かなりの頻度(録画した番組の1割程度)で発生するようになりました。
我が家で一番のヘビーユーザーである嫁の話によると、現象としては以下のパターンが存在するらしい。
- 番組が全く再生できない
- 番組は再生できるが途中で止まってしまい、その先が全く再生できない
- 番組の一部が再生できない(途中で止まるが先に進めると再生できる)
- 番組の一部で映像や音声が乱れる(カクカクはするが再生できる)
- 番組の再生は問題ないが早送りやチャプタースキップができない
まず疑ったのが、再生する機器の問題です。
というのは、再生する機器をAndroid(Nexus 7)からiOS(iPad mini)に変えたからです。
その際、番組の再生アプリも「Twonky Beam」(サードパーティー製)から「torne mobile」(Sony製)に変えたんですが、どうもそれから調子が悪くなったように感じていました。
【レビュー】ついに登場。nasne純正スマホ視聴アプリ「torne mobile」 - AV Watch Watch
そこで、Windowsタブレットを含む複数の機器で番組を再生してみたところ、以下のような状況でした。
- Windowsタブレット内蔵のSmartVision/PLAYERでは、早送りやチャプタースキップが可能になるものがあった
- 全く再生できない番組はWindowsタブレットを含むどの機器でも再生不能
チャプター情報はアプリによっては読み込めたりするようですが、基本的に録画した番組のデータ自体が壊れているようです。
ということで、おそらく原因は録画する機器の方だと思われました。
とはいえ、全く録画ができない、頻繁に録画に失敗する、などというわけでもないため、機器の故障も考えにくいと思っていました。
そこで、再び嫁に話を聞いたところ、以下の有力な手掛かりが!
- 日テレは録画に失敗することが多い(特に深夜の番組)
- テレ東は録画してもほとんど見れない
- テレ朝は録画に失敗したことがない
チャンネルによって随分状況が違うということは、おそらく受信強度(アンテナレベル)に問題があるのだろうと考え、TVとnasneの両方で受信強度を測定してみました。
nasne™ で視聴する番組画像が乱れる | PlayStation.com
受信強度(アンテナレベル)を確認する方法│液晶テレビ(AQUOS)│サポート・お問い合わせ:シャープ
すると、本来ならば受信強度「60以上」が必要なところ、TVは「80~90」であるのに対し、nasneは「40~50」程度しかない!
日テレとテレ東については「25~35」とさらに低い値になっている!
ここで説明すると、我が家はTVのそばにnasneと無線LANルーターを置くスペースがなく、TVとnasneを別々に配置しアンテナも別のものを使用していました。
nasneで使用しているアンテナは設置場所の問題から向きがちゃんと合っておらず、おそらく元々受信強度は低かったんでしょうが、その向きに新築住宅が建ったことでさらに受信強度が低下したのでしょう。
問題の原因はわかったので、次はどうやって解決するかを考えます。
私が思いついた解決法は以下のようなものです。
- アンテナの向きや高さを調整する
- ブースターで受信電波を増幅する
- TVと同じアンテナを使う
アンテナの向きを変える場合、以下のサイトで正しい向きを調べると良いです。
ただ、私の場合はどうやっても建物の影になってしまうので、この方法は使えませんでした。
ブースターを使う場合、ブースターの電源を確保する必要があります。
ただ、そもそもブースターは主にアンテナ分配器(アンテナケーブルの分岐)により弱くなった電波を増幅するものなので、アンテナの向きが合っていないために受信強度が低い電波を改善できるか微妙なので、私の場合はこの方法を使いませんでした。
電波に関しては分配すると弱くなってしまう性質があるのです。そのため、受信電波が弱い時や、3台以上のテレビを設置する場合にはブースターの設置が必要になります。
10m以上のアンテナケーブルが接続されている場合は、その範囲の中で一定の電波の損失が生じます。こちらも分配損失と同様に損失の補填となりますが、地デジブースターを設置することで、これらの損失を補填し正常に地デジ放送を受信できるようになります。
というわけで、TVと同じアンテナを使うことに決定!
さっそくTVのアンテナケーブルを分配する分波器と延長用のアンテナケーブルを購入し、nasneに接続!
すると、nasneの受信強度も「80~90」まで改善されました!
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というわけで、その後しばらく使っていますが、以前のように録画した番組が見れない・途中で止まるということもなくなりました。めでたしめでたし。
まとめ
ちなみに同じSony製でほぼ同じ機能の「TV SideView」という別アプリも存在します。細かな点で違いはあるんでしょうが、ユーザー側からすると紛らわしいだけなので、メーカーとしてきちんと一本化して欲しいですね。