Excel 2016で挿入した画像の横幅が勝手に変わる
はじめに
バージョンが上がるたびに使い勝手が変わり苦労するExcelですが、今回も例外ではないようです。
新しいExcel 2016で作成したファイルを古いExcelで開くと、挿入した画像の横幅が変わってる!明らかに横長になってる!
使い慣れたソフトほどバージョンアップは慎重に、というのが今回のお話。
結論
既定フォントを「游ゴシック」⇒「MS Pゴシック」に変更する。
他にもこんな記事があります
経緯
最近職場で使用しているPCの切り替え(Windows 7⇒Windows 10)をしているんですが、その際に新しいPC(Excel 2016)で保存したファイルを古いPC(excel2007)で開くと、貼り付けた画像の縦横比が勝手に変わってる!
画像の「サイズとプロパティ」を確認すると、高さが100%なのに対して、幅が75%になっている!
調べてみると、Microsoftのフォーラムに同様の報告例を発見!
しかし、残念ながら今のところ解決策は無い模様。
Office2016 エクセルで画像を挿入(縦横比を固定100%ではないサイズに変更)した後、別のPCにて開くと比率が変更されて表示されてしまします。(縦40%・横55%等に変更されてしまう)
再度直して保存した後、また開くと同じ症状がでてしまいます。(同じPCで開く場合はその症状が起きない)
ところが、さらに調べ進めるとこんな記事を発見!
Excelは既定フォントの違いによりセルの縦横比が変わってしまうらしい。
改めて確認してみると、確かに既定フォントが従来の「MS Pゴシック」から、Excel 2016では「游ゴシック」に変更されている!
他にも実際にセルの高さ・幅が変わっているとの報告例を発見!
こちらは既定フォントを「MS Pゴシック」に変更することで解決するらしい。
というわけで、さっそく以下の記事を参考に既定フォントを「游ゴシック」から「MS Pゴシック」に変更して再起動!
新しいブックを作成して画像を挿入後、古いExcelで開いてみても画像は横長にならず正しい縦横比で表示されました。めでたしめでたし。
まとめ
ちなみに、Excel 2016で「游ゴシック」のまま作ってしまったファイルも、全セルを選択後に「MS Pゴシック」に変更してから保存することで、古いExcelでも正しい縦横比で表示されるようになりました。
私はこのやり方に気付かずに力技で画像の「サイズとプロパティ」を直してしまったんですが、既に縦横比の異なる画像が混在してしまっている場合は、私の力技が使えるかもしれません。
以下の手順でやれば簡単に直りますので、諦めてファイルを捨てたりしないでください。
- まず先に行の高さを現状の1.5倍くらいに変えておく
- 画像を1つ選択してからCtrl+Aで全画像を選択する
- 「サイズとプロパティ」で高さ・幅を100%に一括変更