田舎や山奥でスマホの電池がすぐなくなる
はじめに
先日、家族旅行で長野県の山間部に出かけたのですが、バッテリーの消費が異常に早い!
都内なら充電なしで2日くらい持つこともあるのに、半日もしないうちにモバイルバッテリーの出番に!
調べてみると、田舎のLTE事情を深い関係がありました。
田舎はいいことばかりじゃないよ、と言うのが今回のお話。
結論
田舎や山奥では、優先ネットワークタイプを LTE ⇒ 3G に変更する
(変更してから通信が安定するまで少し時間がかかります)
経緯
旅先の宿でうっかりスマホの充電を忘れて寝てしまい、朝起きてみると大変なことに!
寝てる間になぜかバッテリーが大量消費され、100%だった残量がわずか16%まで減っている!
よく見ると、そのほとんどが「Androidシステム」で消費されていることがわかる。
もう一度タップして履歴の詳細を確認すると、モバイルネットワーク信号が非常に弱く不安定であることがわかる。(緑色の部分も細切れに赤やオレンジの線が入っている)
これを見てすぐにピンときました。以前に自宅でLTEの電波受信が弱かったときにも、全く同じようなスマホのバッテリー大量消費が起きていたからです。
どうやらスマホの優先ネットワークタイプをLTEにしていると、LTEの電波が弱く実質的に3Gのエリアであっても、LTEの電波を掴もうとする動作を繰り返してバッテリーを無駄に消費してしまうようです。
これを防ぐには優先ネットワークタイプをLTEから3Gに変更し、「LTEの電波を掴みにいかなくて良い」とスマホに教える必要があるわけです。
なお、変更してからしばらくの間、アンテナピクト(電波状況を示すアイコン)が圏外になったりゼロになったりを繰り返します。詳しいことはわかりませんが、たぶんLTEの基地局から3Gの基地局を探して切り替えているのだと思われます。
同じことは圏外の場合でも言えます。圏外の場合は機内モードなどに変更し、一切通信させないようにする必要があります。
圏外のエリアにいる限り、携帯電話は自分の周辺に基地局がないかどうかを必死に探し回り、それを繰り返すために非常にバッテリーを消耗する。
優先ネットワークタイプをLTEから3Gに変更してから、前日を同じく充電せずに一晩放置した結果です。残量は94%もあり、Androidシステムによりバッテリー大量消費も起きていません。
モバイルネットワーク信号も赤やオレンジは無く安定しています。
というわけで、田舎でもスマホのバッテリーが長持ちするようになりました。めでたしめでたし。
まとめ
優先ネットワークタイプをLTEから3Gに変更すると、当然ながら通信速度は低下します。
ちなみに私の場合は、0.5~1メガビット毎秒くらいまで低下しました。
この速度でもウェブサイトを見る分には問題ありませんが、LTEの速度に慣れていると「遅っせ~な~」と感じる速度ではあります。
動画も見れますが途中で何度も止まったりするので、ウェブサイトに比べるとよりストレスを感じると思います。
なお、田舎からLTEを使える場所に戻ってきたときに、忘れずに優先ネットワークタイプを3GからLTEに戻してください。そうしないと、いつまでも3Gの通信速度のままとなってしまいます。