格安SIMのテザリングのみで自宅のPCを普通に使えるのか?
はじめに
みなさん、まだ三大キャリア回線で無駄な出費をしていますか?
我が家は格安SIMのおかげで、月々のスマホ利用料(通信費)は1/4以下(6,000円⇒1,500円)になりました。
今やデータ通信だけなら、月3GBで1,000円以下が当たり前になっています。
(DMM mobileでは月1GBで480円というプランが最安)
これだけ安くなると、「自宅のWifiも格安SIMで置き換えられるんじゃね?」などと考えたくもなります。
しかし、ここで「そもそもPCって月々どのくらいのデータ通信が発生しているんだろう?」という大きな疑問が湧いてきました。
「果たして月3GBで足りるのか、それとも30GBでも足りないのか」
それが問題ですが、考えてみると今まで調べたことがなく見当もつきません。
というわけで、自宅のノートPCで1か月のデータ通信量を計測してみたよ、というのが今回のお話。
結論
PCは予想以上にデータ通信しているので注意!
(最低でも10GB以上のプランにした方が無難)
経緯
モデルケースになるかわかりませんが、私のPC利用状況を以下に示します。
- マシンは15インチのノートPC(Windows10)
- セキュリティソフトは特に入れていない(Windows Defenderのみ)
- 私と嫁の二人で利用
- ほぼ毎日2~3時間程度は利用
- 主な用途はネット閲覧(検索・ショッピング)とメール
- 大量データではないがOneDriveやDropboxも利用
- オンラインゲームや動画サイトなどはたまに見る程度
今回のデータ通信量の計測には、NetWorxという監視ソフトを使いました。
英語なので若干不安になりますが、インストール後は日本語を選択できるので安心してください。なお、詳しい使い方はこちらが参考になります。
PCのデータ転送量を監視/測定/通知できる『NetWorx』を試す
で、気になる計測結果がコチラ!
まずは月ごとのデータ転送量。
4か月弱(8/7~11/23)の期間で、合計42.5GBという結果になりました。
若干変動はあるものの、1か月あたり10GB強といったところでしょうか。
続いて日ごとのデータ転送量。
当然ながら日ごとに変動はありますが、2~3時間のネット閲覧だと大体100~300MBといった感じでした。
最後にアプリごとのデータ転送量。
やはり、ブラウザ(Chrome、Firefox、IE)が大半(20GB強)を占めていました。
また、気になっていたOneDriveやDropboxですが、どちらも数十MB程度でした。大量データのやり取りをしない限り、サービスは常時起動でも大丈夫なようです。
ちなみに、Host Process for Windows Services(svchost.exe)とは、Windows Updateに関係するものを含むようです。
全部がWindows Updateで発生したわけではないと思いますが、4か月で10GBですから1か月あたり2.5GB程度がOSアップデート分ということになりそうです。
というわけで、ノートPCの1か月のデータ通信量がわかりました。めでたしめでたし。
まとめ
どうやらPCはただ動かすだけでも、OSアップデートだけで月3GB程度のデータ通信が発生してしまうようです。
また、PCのブラウザのデータ通信量もスマホに比べるとかなり多いようです。
これらのことから、格安SIMのプランは最低でも10GB以上にした方が無難です。
(前述のDMM mobileでは月10GBだと2,190円)
月々2,000円強となるとADSL(固定電話あり)とほぼ同等ですので、自宅に固定電話を引いている場合はどちらが得かは微妙なところですね。
ちなみに、自宅Wifiを格安SIMのテザリングに置き換える場合、テザリング専用にするならスマホよりモバイルルーターの方が良さげです。
(SIMフリーのLTEモバイルルーターだと実売価格は15,000円程度みたいです)
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