CSEをタブ化する方法
はじめに
業務アプリのエンジニアならば知らない人はまずいないと思いますが、CSEとは日本でおそらく一番使われている汎用SQL実行環境です。
・SQLの編集・実行
・レコードの新規作成・更新・削除
・DBオブジェクトのブラウズ
・テーブル内レコードのエクスポート・ロード
・定義書のExcel出力 など
SQLの開発に必要な様々な機能を提供します。
Oracle、PostgreSQL、MySQLではネイティブに接続することが出来ます。
2002年の登場から既に15年近く経過した今も、多くのエンジニアに愛用されているアプリ界の「ガリガリ君」のような存在です。
何というかユーザーインタフェースも機能も、軽すぎず重すぎずちょうどいい感じなんですよね。
そんなCSEですが、数少ない欠点として「タブ化に対応していない」という点があります。
まあ2002年当時は、主要なブラウザですらタブ化に対応してませんでしたから、当たり前といえば当たり前です。
しかし、諦めるのはまだ早い!
そんな歴史的遺物のCSEをタブ化する方法が発見されました!
温故知新。古いものでもすぐに捨てずに大切に使いましょう、というのが今回のお話。
結論
ConEmuを導入する。
経緯
実は最初からCSEをタブ化する方法を探していたわけではなく、Windowsのコマンドプロンプトをタブ化する方法を探していました。
というのも、最近になってPythonの勉強を始めたこともあり、IPythonやらScrapy shellやらで何枚もコマンドプロンプトを立ち上げることが多くなったためです。
そこで見つけたのがConEmuです。
早速使ってみましたが、これが便利!
詳しい操作はリンク先を見ればわかりますが、上下・左右でウィンドウを分割して使えたり、「Attach to」で既に開いているウィンドウをタブ化できたり、なかなかの高機能です。
そして、この「Attach to」でタブ化できる候補にCSEが含まれていることを確認!
「これはもしや・・・」と試してみると、複数起動したCSEのウィンドウのタブ化に成功!
こんな感じにSQL*PlusとCSEをタブ化でまとめることもできます。
というわけで、念願だったCSEのタブ化が期せずして実現しましたとさ。めでたしめでたし。
まとめ
ちなみにConEmuですが、7zファイルをダウンロードすれば解凍するだけで使えます。
(exeファイルだとインストールに管理者権限が必要になります)
コマンドプロンプトだけでなく、SQL*PlusやCSEまでタブ化できるため、画面がスッキリまとまり作業効率も上がりました。
何気にコマンドプロンプトを使う機会って多いので、これからも重宝しそうです。