古くなったおもちゃ(プラレール)が動かない
はじめに
プラレールに限らず、古くなったおもちゃを久々に動かそうとして、全然動かないことがあります。
見ると電池が接触する電極部分が錆びてたり、電池が液漏れして緑色の結晶のようなものが固まっていたりします。
錆びや結晶をキレイに除去すれば動くんでしょうが、これがなかなか取れない!
「もうずいぶん古い物だし、どうせ修理も難しいだろう」
と諦めるのはまだ早い!実は超簡単に直せる方法があるのです!
アルミホイルってホイル焼き以外にも使えるよ、というのが今回のお話。
結論
電極を丸ごとアルミホイルで包む
経緯
先日子供に頼まれて久々にプラレールを出したんですが、見事に全車両とも電池が液漏れしていました。
どうもアルカリ電池は入れっぱなしにしておくと、大抵液漏れしてしまうようです。
[アルカリ・マンガン] 乾電池が液漏れを起こす原因は? PZ18155
最新の乾電池でもほとんどの場合、液漏れが発生すると言えます。
ちなみに、液漏れが発生する原因は以下のようです。
・2本以上の電池を使用する機器で、1本の電池が正規の方向とは逆に挿入(装着)された場合
・2本以上の電池を使用する機器で、異なる品種(アルカリとマンガン・充電池など)を使用した場合
・2本以上の電池を使用する機器で、異なる銘柄(エボルタ乾電池とアルカリ乾電池)を使用した場合
・2本以上の電池を使用する機器で、新旧混用(使用途中の電池と新品の電池)で使用した場合
・機器内に使い切った電池を長期間放置した場合
・機器をスイッチオン状態で放置した場合
なお、液漏れで付着した液体や白い粉(結晶)は、強アルカリ性で目に入ると失明の恐れがあるので、身体に付着しないよう気を付けながら丁寧に取り除いてください。
[アルカリ・マンガン] 乾電池から漏れ出した液体の対応はどうしたら良いでしょうか? PZ18143
[アルカリ・マンガン] アルカリ乾電池の液漏れで白い粉が端子に付着、対処方法は? PZ18144
で、液体や白い粉を除去したんですが、新しい電池を入れてもプラレールが動かない!
よく見ると電極が錆びており通電しなくなっているようです。
こうなってしまうと、錆びた部分を研磨して錆を落とすしかないんですが、そもそも研磨するような道具も持っていない上にかなり手間もかかります。
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今回初めて知りましたが、接点復活剤というものもあります。
これなら作業はかなり楽そうですが、1回しか使わないのであればちょっともったいない気もします。
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「錆びた部分をアルミホイルで巻けば通電するんじゃね?」
要は通電すればいいわけですから、錆びた電極の外側にアルミホイルを巻いて、電気をバイパス(アルミホイル側に迂回)してしまえば動くのではないかと思いました。
調べてみると、アルミホイルは銅線の6割程度の伝導性がある模様。
電気を通しやすい金属は次の4種類です。
1) 銀 105%
2) 銅 100%
3) 金 75%
4)アルミ 62%
但し、高電圧(100V超)だと穴が開いてしまうらしいので注意が必要です。
プラレールは乾電池1本なので1.5Vですから大丈夫ですね。
で、さっそく作業開始!
と言ってもただ巻くだけなので10秒で作業完了!
こんな風に、錆びた電極を根元から完全にアルミホイルで覆ってしまいます。
電池を入れてスイッチオン!すると軽やかにモーターが回りだしました!
というわけで、無事修理完了しました。めでたしめでたし。
まとめ
ちなみに、たまにしか使わない懐中電灯やヘッドライトも液漏れで使えなくなることが多いです。(私自身も何度か経験)
液漏れを長期間放置してしまうと、電極の根元や基盤まで完全に錆びてしまい、電極の一部をアルミホイルでバイパスしたくらいでは通電しないです。
また、電池ケースの形状的にアルミホイルが巻きにくい製品もあります。
こういった場合には、前述の接点復活剤を使うのが良さそうですね。
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ただ、いざという時に液漏れで使用不能では困りますので、未使用時は面倒でも電池を抜いておいた方が良いです。