シートのコピーで「既にある名前が含まれています」が連発する

たった1日で即戦力になるExcelの教科書

はじめに

Excelぐらい、まあなんとかなるよ」

 

まさにそんな感じでろくに勉強もせずに使い続けているのがExcelです。

でも、時折わけのわからない現象に悩まされることもあるのがExcelです。

 

長い人生、横着せずにしっかり勉強しましょう、というのが今回のお話。

 

結論

Ctrl+F3を押して「名前の管理」を呼び出し、無効な名前を全て削除する

 

 

経緯

先日、社外より送られてきたExcelファイルを編集していると、シートコピーをした際に「既にある名前が含まれています」が大量発生!

非常に鬱陶しいが、ひとまずエラーが出なくなるまでひたすらEnterキーを連打!

 

実は今回が初めてではなく、過去にも何度か発生したことがありました。

このときは幸いにも50回程度の連打で解消しましたが、過去には延々とエラーが出続け、結局途中で断念して強制終了したこともありました。

「いつまでも横着せずにきちんと解決しよう」と一念発起し、調べ始めるとあっさり解決策を発見!

 

解決策はわかったものの、そもそもこの「名前」が何なのか、という新たな疑問が。
調べてみると、セル参照(範囲指定)や数式に名前を付けることができるらしい。

セル参照、定数、数式、テーブルなど、ひとめ見ただけでは目的がはっきりしない情報には、名前を付けることで、その用途が格段にわかりやすくなります。

 

例えば、名前を使わない場合は、

=SUM(C20:C30)

と記述するところを、名前を使う場合は、

=SUM(第 1 四半期の売上)

と記述することができるらしい。

 

で、その「名前を付けた数式やセル参照」を消してしまうと、例のエラー起こるという事のようです。

というわけで、長年放置してきた「時々しか起きない厄介な問題」をまた一つ解決できました。めでたしめでたし。

 

まとめ

こういった問題が起きる以上、個人的には「名前」を使うメリットよりデメリットの方が大きいように感じました。

 

ほとんど編集しない定型化したExcelファイルならば「名前」を使うのもアリかもしれませんが、頻繁に編集するExcelファイルでは「名前」を使わない方がいいと思います。